「もう、母さんも行っちゃったんだね・・・。」 茉奈が少し寂しそうな顔をすると、 「仕方ないよ。仕事だもん。・・・早く食べよう、冷めちゃうよ。」 香奈は席について朝食を取り始めた。 茉奈も自分の頬を叩いて席へと着いた。 すると突然、香奈が笑い始めた。