-蓮 side-



実来に拒まれて、正直ショックが大きかった。


何かおかしい。


俺、何かしたか??


嫌われたわけではなさそうだが・・・。



実来に何か聞きだすまでは、帰すつもりはなかったんだが・・




「そろそろ送ってく」


「あ、はい!!」




ご飯を食べ終わった実来にそう言った。


実来が何を考えてるのかは分からないけど、変な事ではないと思う。


だけど今回はこいつに助けられたから、たまには実来の言う事を聞いてやるか。


帰りたそうだったからな。




車のキーを持って、実来と家を出た。




「実来」


「は、はい!!」



何だこいつ・・何でこんなにビックリするんだよ・・。



「明日は、学校に来るのか??」


「はい。そんなに休んでられませんから」


「そんなにって、一日じゃねーか」


「私には、先生が・・・・・あ」


「何だ??」


「い、いえ・・・///」



何なんだ。
今度は顔を赤くしやがって。



こいつ、変態か??




「まぁいい・・なら、遅刻すんなよ」


「はい・・」