先生は家に着くなり、カギをソファーに投げ、私にエプロンを渡した。




「これ何ですか??」


「エプロンだ」


「見たらわかりますよ!!そうじゃなくて、どうしてエプロンなんですか??」


「お前、裸エプロンがいいのか??」


「なっ//!!ち、違いますよ!!」


「まったく、やっぱお前は変態だ。覚えてないのか??」


「はい??」



「テストでいい点取ったら、デザートの作り方教えてやるって話したろ」


「あ・・・・」




それは、先生の家に初めて来た日に先生が作ってくれてたアップルパイ。



覚えててくれてたんだ。




ちょっと感動した私。