「お前は誰だ?」


目の前…私の上に乗っている子は鋭い目付きで私を見る。



「あ…アリ、ス」


口が、勝手に動く。

私の言葉を聞いて、彼女はナイフをしまった。


「…お前は、此処がどこかわかるか?」


彼女は、小さな声で言った。