「やめろ…っ!」

強い力で離され、突き飛ばされる。


体が震え、謝りたくても謝れない。
悪いのは…自分がしていたことのはずなのに、


手にはしっかりと感触がのこっているのに。


心だけは、"私は やっていない"

そう叫んでいる。


怖い…自分が、怖い。

あの、頭に響いた声も。すべてが怖い。