また声が頭の中に響く。
     とても低い、怖い声――



「コロセ アリス ヲ コロセ」


「っ…―!」

「どうしたっ!?」


頭が揺れるように痛い。


そしてまた聞こえるあの声。


「シニタク ナイナラ コロセ」



私の手が、目の前の首に伸びた。