ボフッ!!

「だはあぁ〜っ!!」

自室に戻り、勢いよくベッドにダイヴする。



ガチャ…

「何だ〜?ため息でかすぎるだろ。」

「あ、俊悟。おかえり〜…」


お祖父さんと一緒に暮らすようになると、こんな会話も無くなるんだ…後少しの時間を大切しなきゃな。


「なぁ、礼…神子院出るってまじ?」

「えぁ…」


俊悟からの質問に少し動揺する。

「まじかぁ…にしても何で突然?」

「う〜ん。何つーか、お祖父さんが来てさ…一緒に暮らそうって、別に僕はどっちでもよかったんだけど、院長が行けって、」

「そっか…何か寂しくなるな、でもまた遊びにこいよ!?」

「当たり前だろっ、メールでも何でもしてくれっ」


そして僕の運命を大きく揺さぶった1日は終わりを告げた。