───、あぁ〜…今日は学校休みだ〜…
「あ、ちょっと礼くん。」
「、院長?」
部屋から出て洗面所へ向かおうとしたら院長に呼び止められた
「えっとだな…少し話があるんだ…支度してからでいい、院長室に来てくれるかい?」
そういって院長は僕に微笑みかける
「?…はい。」
一体何の話だろう?
…そんな事を考えながら、一通り支度し、院長室へ向かう。
普段からよく何かと院長室には入るのだが、何故か今日は扉が重く感じた…
「失礼します。」
…ん?
扉を開けるとそこには院長と……
70?ぐらいの老人がソファーに座っていた。
目が合ったのでとりあえず会釈をしておく
「おお。礼くん、呼び出してすまなかったね…」
「いえ、それよりお話ってなんですか?」
「ああ、その事なんだが…」
すると突然ソファーに座っていた老人が口を開いた
「礼…会いたかった!!」
…………はぁ?
突然何を言い出すかと思えば僕に会いたかったって?全く意味が分からなかった。
「礼くん、あのだな。この人は礼くんの……」
?