!!なんだっ!!
一体何が起こったんだ…!!


ガチャ…

礼拝堂の扉の開く音がして、
俺は勢いよく振り返る。



「あっ、ごめんなさい…」
「?礼くん?」



華清ちゃんと院長が不思議そうに此方を見ていた。

「あっ…、此処、使いますか?すいません出ます。」

「え、別にいいよ?ちょっとオルガン壊れてるから院長に修理どうするか相談しにきたの」

「多少なら修理するし、直りそうにないなら買い換えるからな。」

「そうですか。」