「・・・・・・はい?」

「いつになったら敬語
やめてくれるの?」

先輩は両手をあたしの肩に
置いてる。


「一応先輩ですし・・・・・」

「もうすぐ1年立つのに?」



先輩は間を置いて言った。


「ケイって言って」

ケイは先輩の下の名前。


「・・・・・・・・・・・・・・・・ケイ」

先輩はあたしの唇を
塞いでいた。


「おやすみ」



気付いてたらあたしの家の前で
先輩のさりげない所が
あたしは好きなんだと
実感していた。


・・・・・・・・・・