あたしは省吾に
エスコートされながら
車に降りた。


そこはかなり大きな家だった。



だから母さんは格好に
気合い入れてたのか。


あたしは家のでかさとかで
変に納得した。

「ようこそ、おいでなさいました。
山村あんな様。」

たくさんのメイドに
あたし達は迎えられていた。


すると男の人が現れた。

「ようこそ。あんな様。
お隣りの方は?」


「付き添いです。」

あたしが答える前に省吾が答えた。


「中へどうぞ。」