「そう言えば、片岡君、休憩は?」

「5時から寺島君が来る予定なんですけどね。彼が来たら、30分くらい休ませてもらおうかと思ってたんですけど…来ませんね」

片岡君はキッチンにあるかけ時計を見つめた

時計は5時15分をさしている

遅刻だ

寺島君、何をしているのだろう

今日、5時からバイトだって知っているはずなのに

どうして来ないのだろう