『高校生活はたった一年しかなかったけれど


中身の濃い、勉強になる事ばかりの1年でした。



そう思えるのも



自分と触れあって来た仲間や先輩たち、そして先生方のおかげだと思ってます。



本当にありがとうございました』




マイクから一歩離れて深くお辞儀をした瞬間、割れんばかりの拍手がッ!!!!



ホントに、人気なんだから。



先生方にも、今更媚びを売るような事して



何が目的だ?





大和は頭を上げ、またマイクに向かう。



『…そんな先生や、先輩、仲間たちに言っておきたい事があります』





コホン。



そして一拍間をおいた後に 彼は大きく息を吸ったッ