一:「なにがあった?」

高:「なんでもないよ。」


一:「言え。」


高:「………」


一:「俺が関わってんのか?」


高:「今から言うことは聞き流せよ。
若名が伊藤と提携を結ぼうとしている。
向こうの取引材料にご令嬢が出てきて……
上は一磨と婚約させようとしている。」


一:「………」


高:「一磨が付き合っていることはバレてない。


ただ、」


一:「ただ?」