葛:｢って言われてさ……｣


一:｢どうしたの、それで。｣


葛:｢怒んなよ？
ブチ切れてさぁ、頬を平手打ちした後、『武山さんや俺や若名家がどうのこうのって言って、大馬鹿者ですね。梨紗様はどうしたいんですか？武山さんは梨紗様の為なら盾になって守ってませんか？それは若名家ではなく梨紗様が大切だからです。俺も本家の為ではなく梨紗様の為に此処にいるんです。だから悔やんで死のうとすんじゃねぇ!誰かのためではなく自分の為に生きろ！』って言ったんだ。｣

葛:｢次の日から変わられて武山さんに対してだけだが本音を言うことができたんだ。｣