次の日

部室のドアを開け、中に入ると男子が二人いた。

『早いね』

いつもあたしが一番乗りなのに。

『翔君、この子がもう一人の男子部員?』

「そうです」

『名前は?』

「倉本英一です」

翔君の隣にいる男子が答えた。