帽子を持ち上げて、先生の顔を覗き見る。
かっこいいのにかわいい。
先生が自分の膝枕で眠るなんて…
夢のようだよ。
「……んん…あぁ…」
視線を感じたのか先生はまた何か呟いて、体を動かす。
寝起きの先生の眠そうな顔も大好きだから
先生の家にお泊りした日の朝は、絶対に先に起きてその顔を見たいんだ。
だけど、先生が先に起きることが多いんだ。
先に起きた先生は、コーヒーを入れる為にお湯を沸かしてから、私のおでこにキスをする。
先生のキスで目覚めた私は、夢と現実の間で大好きな人の胸に抱きつく。
目を開けて最初に先生の顔を見られる瞬間もたまらなく幸せなんだけど…
結婚したら私が先に起きて、先生の寝顔にキスしたい。