男子が3人いたが、俺は一瞬で『要君』がわかった。



一人だけ目立ってかっこいい子がいた。


身長は俺より少し低いくらいで、髪は茶色くパーマがかかっていた。

Gパンに白のジャケットを着ていた。



・・・白??


だめだめ!!





直は白い服に弱いんだから!!




要君、さすがに直をよくわかってる。



って感心してる場合じゃねぇ。





「近くに来たから待ってた。一緒に帰る?」




直は、寒さで頬を赤らめながら頷いた。



「紹介してもいい?」



嬉しそうに、友達の方を見た直は、手招きして友達を呼んだ。





俺の勘通り。



「要輝彦です。直っぺとは同じクラスです。」



礼儀正しい好青年。



直は直っぺと呼ばれていた。