「お父さん、体大丈夫?気分は?」
「元気だよ。どうしたのかなぁ・・・何があったんだろう。直、どうしてここにいる?」
さっきも言ったなんて言えないよ。
不安そうなお父さん。
初めて見るこんなお父さん。
いつもいつも頼ってばかりいた。
みんないつもお父さんを頼りにしていたね。
ごめんね、お父さん。
疲れたんだね。
必死で働いて、
家でもいろんな問題があって、
お父さんは疲れたんだ。
やっと安心できるようになってホッとしちゃったんだね。
お姉ちゃんも仕事を始め、私も専門学校に通って、
仲良くなった私達姉妹を見て、
お父さんはやっと、肩の荷が下りたのかも知れない。
誰にも弱音を吐かず、いつも私達を支えてくれた。
守ってくれた。
お父さんとお母さんの大きな愛のおかげで
幸せに生きてくることができたんだね。