『直、お前が学校にいてくれたらって思うよ。』


先生がそんな風に思ってくれることがあるなんて知らなかった。


先生は、ふとした休み時間や放課後に

いるはずのない私を探してしまうんだ…と笑った。





「先生、私はいつでも先生のそばにいるよ。無理しないで、ちゃんと弱音吐いてね。」




夜中まで電話をして、私はますます先生が好きになった。


先生が冷蔵庫を開けて、オレンジジュースを飲む音や

トイレに行っておしっこをする音まで聞こえて、なんだか面白かった。




『直のエッチ~!』


電話を切る頃には、元気な声に戻っていた先生。