「またママが郁里に

やきもち妬いてるぞ~」

あたしが少し膨れてると

俊太がそう言った。

「なっ、やきもちなんか…!!」

子供にやきもちなんか…

するわけ…ない。

「美桜…??おいで。」

俊太は腕を広げて

あたしに笑いかけた。

あたしは俊太に抱きついた。

ぎゅぅ~っ…

「美桜っ…苦し…!!」

「んわっ、ごめんっ!!」

あたしは力いっぱい

俊太に抱きついていた。

そんなあたし達を見て

郁里は微笑んでいた。