「かっ、顔近いっ//何っ??//」

「耳…かせ。」

みっ、耳…!??

なんで急に耳…!!

そう思いながらもあたしは

俊太に耳をかした。

すると優しくて甘い声で

俊太が呟いた。

あたしの…だいすきな声で…

〝次、俺歌うからちゃんと

聞いとけよ…〟と…。

あたしは訳がわからず

もう一度 俊太になんで??

と聞いてみた。

「いいから、聞け。」

なんなの…いったい。

さっきまであんなにテンション

上がってたのに一気に

下がっちゃってる気が…