「ねぇ…和久ぁ…

あたしお酒飲みたい…」

部屋に入った瞬間に花怜は

和久くんにそう言った。

しかも…上目遣い使って

甘えた声を出して。

「………飲んだら…??」

なぁんてクールに言ってる

和久くんの顔はそれは

もう真っ赤に染まってましたよ。

ほんとに花怜は甘え上手だ。

「やったあっ!!」

花怜はそう言ってビールを

1つ頼んだ。

あたしは頼み終わった

花怜の横に座って
〝さすが花怜。

甘えるの上手だねー〟

と呟いた。