「美桜ーっ!!先生ー!!」

こっちこっちと手を大きく

振っているのは花怜だ。

あたし逹はそれを見つけて

手を振りかえし駆け寄った。

「ごめんねーっ。待った??」

「ううん、全然っ!!

ねっ??和久。」

「おー。」

和久とは花怜の旦那さんだ。

「じゃっ、中入ろっか♪」

花怜がそう言うと一気に

4人でカラオケに入った。

あたしは久しぶりのカラオケで

少し胸をはずませながら

カラオケボックスに入った。