「…ーっ……ッ…」

あたしがずっと泣いていると

俊太が口を開いた。

「今日の告白…聞いてた…??」

あたしはこくんと頷いた。

「もしかして……

最後まで聞いてねえの??」

最後、まで…??

聞いて…ない。

あの後すぐに走って

花怜のところに行ったし…

「聞いてないっ……」

俊太はそれを聞いて

はぁ~、と深いため息を

1つついた。

「あのさ…俺、ちゃんと

断ったから。」

……え…??