うそでしょ……??

嘘…ねぇ…なんでっ……

あたしは涙が溢れてきた。

「……っふぇ……」

俊太っ……

あたしは2人のやりとりを

聞くのが嫌になって

夢中で廊下を走った。

そして…いつのまにか

あたしは花怜のもとに

帰っていた。

「遅かったねー…って!!

…どしたのっ…??」

あたしを見るなり花怜は

そう聞いてきた。

「…っ…花怜ーっ…」

それからあたしは嗚咽まじりで

花怜にあったことを話した。