合奏練習が始まる5分前。

チューニング(音合わせ)をするために各パートごと教室に入る。




先輩はギリギリになって私の前に現れた。




あ~~、先輩が来た~


来た 来た 来た~~~





胸の中が痛みとざわめきでごちゃまぜ状態。




先輩が「行くぞ」と私に声をかけ


私は顔を向けることが出来ないまま先輩の後を追った。