「昨日、電話したんだよ」


「あ‥ごめん。友達と会ってた」


「会いたかった」




いつもと同じ西原なのに、別人のように見えた


なんだか切なくなるような

そんな眼差しで私を見てる



「会いたかった」




もう一度口にした言葉から

西原の思いが伝わった



卒業パーティーであんなに荒れてたのは、このせいだったんだ‥



「ごめん」




謝った私は、

私の上に居る西原を抱き締めた



抱き締めた瞬間、

西原がむくっと顔を向け、私に言った




「昨日、男子と仲良くしてただろ」




え‥

それってヤキモチ?