部屋に戻るとメグに聞かれた。 「二人で何してたの?」 話をしただけと答えた。 本当に、他には何もなかったから。 けど、メグは不安そうに私に言った。 「サッちゃん、このことルイちゃんに言うって言ってたよ?」 「そう……」しか言えなかった。 だって、言い訳できないでしょ。 ルイちゃんの彼氏と二人きりだった それは事実。 心配だったのは、 先輩のことだけだった。