「私も、告白してみようかな」


「えっ、誰に!?」



呟いた私に、西原は目を大きくしてた



「教えな~い」




それは

私の強がりだったのかもしれない


西原と同じ立場に立ちたかっただけなのかもしれない



「大谷?」

「違う」

「あっ、鈴木だ」

「違ーう」


まるでクイズをしてるみたいに

西原はたくさんの名前を口にしてた



私は引きつる頬を必死に笑いに替えてた事

今も覚えてる