重なるカラダ


重なる視線


声が自然と零れた




「かわいい‥」


そう言ってくれた西原の瞳は

隠れてしまいたくなるほど真っ直ぐで

切なかった






ねえ、西原


私とあなたは

離れられなかったね



どんなに苦しくても


同じだけ会いたくなった




そう思っていたのは

私だけだったのかな



私だけだったのかな‥