「ねえ‥」


ベッドに押し倒された私は、西原の目を見た



「ん?」


「私たち、このままで良いのかな‥」



西原は真っ直ぐに私の目を見た


いつもと変わらない、真っ直ぐな瞳だったね




「良いと思う?」


私はどんな返事を期待してたんだろう


どんな返事でも、きっと受け入れられなかったはずなのに




西原は

そんな私をわかってたのかな


一番欲しかった言葉をくれた



「わからない。けど、会いたかったよ」


「‥嘘」



信じたい気持ち

信じられない気持ち



「本当だよ。ずっと会いたかった」