一瞬表情が固まった西原は、

笑った




「どうして? どうして私だけ?」


「それは、あなたが童顔だからでしょ」




笑い続ける西原


私は頬を膨らませた




不安がいっぱいだったせいで

余計に腹が立った




「ほら、行くよ」



何も気を使わない素振りの西原


怒った私を見て、くすくす笑ってた




私たちって、そう

いつもこんな感じだったね



久しぶりに会ったのに

ムードとかそんなの全然ない



星が綺麗な空でも

やっぱりいつもと変わらなかったね