終業式の日



私は西原との関係を終わりにしようとした



傍に居たいけど

やっぱりこのままは良くない


友達に言えない関係は辛いよ



クリスマスの夜にそう思った





何も知らない西原は

部屋で私を抱き締めた



「もう、やめよう?」



私の言葉、聴こえたはずなのに

西原は手を止めなかった



「もう、やめよう」



押し離した私は

西原のことを直視出来なかった




たぶん、

本当はやめたくない

終わりにしたくないって思ってたから