「どうして進学するの?」


「え‥」


「他の女子はほとんど地元で就職するだろ?」


「‥うん」




胸が痛かった


そして不安がうまれる




私の未来は‥





苦笑いで誤魔化そうとした私に

西原は突然大きな声で言ったね



「これから、か!」


え? と目を大きくした私



「きっと、何かを見つけるんだろうな」






嬉しかった



不安の裏側に

西原の言葉を張り付けたよ