「どうしたい？」


西原の質問に

私は俯いた



どうしたいか…

私にはわからない


傍に居たい


だけど、

私はまだ矢田くんを忘れてない





「西原は？」


私の質問に

西原は真っ直ぐな目を向けた


そして

嘘偽りのない言葉


「どうしたい、か…」



答えのない言葉を口にした