次の日、


矢田くんはクラスの仕事で部活に来なかった




会うのは凄く恥ずかしいけど

やっぱり会いたかったな…



部室でそう思っていると

椅子に座ってる私の耳に「フー」って風がかかった



「わっ!」


驚いて耳を隠しながら振り向くと

矢田くんの笑顔があった



「びっくりした~」


そう言う私の顔は、きっと真っ赤だったと思う


矢田くんに会う心の準備ゼロだったから




「待っててくれたの?」


「うん」




クラスの仕事を終えた人の中で一番に来てくれた矢田くん


凄く嬉しかった