矢田くんが自分の靴を買い、今度は私が矢田くんのプレゼントを買いに行こうって言おうとした時

矢田くんの顔色が悪いことに気づいた




「もしかして、具合悪い?」


私の質問に矢田くんは

まずい…という表情をして頷いた



矢田くん、ずっと隠してたんだ…


「大丈夫? 帰ろ」

「ごめん…」



すぐに駅に向かった



ごめんね、矢田くん

もっと早く気づけばよかった







私はいつも自分のことばかりで

肝心な矢田くんのこと

見えてなかったね