知らず知らずのうちに眠った私は 矢田くんに包まれながら目を覚ました 目を開くと 背中に温かい温もりを感じる それは、昨夜から感じていた矢田くんの優しい温もりだった 矢田くん、まだ寝てるのかな…? ドキドキして体を動かせないでいる私の後ろから声が聴こえてきた 「起きてる?」 矢田くんの声 矢田くんは近くにいた友達に私が起きたかを聞いてた あ、矢田くん起きてたんだ… 私はゆっくりと顔を矢田くんに向けた