時々、意地悪なことを言う矢田くん

たぶん、この時もわざと何か言われた気がする



それで私は

「もう!」って体を前に出して

頬を膨らませて笑った



椅子に背中を戻した時


矢田くんの腕が椅子の上にあり

肩を触れられてるわけじゃないのにドキドキした



矢田くんが

凄く近くに感じる



ドキドキが大きすぎて

息をするのも苦しかった