公園が視界の中に入ってくる


私は大きく息を吸って顔を上げた




そこに

矢田くんがいた




大きな木の下に自転車を止めて立っている

矢田くん




目と目が合う


小さく笑いかけてくれた矢田くん



私はドキドキしながら微笑んだ