早いものでもう高校へ入学して一年たった。去年の今頃は友達が出来るかどうかや勉強のこと、その他諸々の心配事で安心感など無に等しく、いつも他者の顔色ばかりに気を遣っていた。しかしながらそんな心配も虚しく、今の私はこうやって友達とお昼を過ごせている。あの頃の私とは違った私が今いる。それは限りのない事実。
「桜の葉 弁当入って 食えるかぁ!!(怒)ってどうよ?」
「なんさね。その(怒)って」
「……てへ」
「ちゃやかさん。ぶりっこ笑顔が キモいです」
「いちいち短歌にしないでよ」
私が短歌にのせてそう言えば皆でゲラゲラ声を荒げて笑い、桜も笑うみたいにに花を揺らしているように見える。暖かな風が頬を掠めたながら時は刻々と刻まれ、私達に春の訪れを知らせた。
「桜の葉 弁当入って 食えるかぁ!!(怒)ってどうよ?」
「なんさね。その(怒)って」
「……てへ」
「ちゃやかさん。ぶりっこ笑顔が キモいです」
「いちいち短歌にしないでよ」
私が短歌にのせてそう言えば皆でゲラゲラ声を荒げて笑い、桜も笑うみたいにに花を揺らしているように見える。暖かな風が頬を掠めたながら時は刻々と刻まれ、私達に春の訪れを知らせた。