私のケイタイが
暗い部屋で光る。


あわててケイタイを見ると
"相森悠一"

「もしもし。」

「よ-。」


電話にでてみたものの
悠一はやっぱり元気ない。

「どうしたの?」


「うん…俺さ-」


「うん?」


「俺さ-彼女いたんだわ-」


「え゙!!聞いてなぃ」

「言ってなぃ。」


悠一彼女いたんだ…
なんか凹むなぁ…


「んで今日振られた。」


「だから元気なかったの?」

「授業中ですら泣きそうだったわ…まぁ別れたいか聞いたの俺だけど。」


「そっか。悠一大丈夫?」


悠一は声を押し殺すようにして泣いてるのが電話ごしでもわかった。


本当に好きだったんだ…