次の日。
私は自然と目が覚めた。
「美歌起きたか?」
「ん-起きたぁ…」
保志くんは私の頭を撫でながら優しい声でそう呟く。
「美歌起きたならちょっと離れてくれる?」
「え?」
私はいつも抱き枕かぬいぐるみを抱いて寝ている。そうしないとなぜか落ち着かないのだ。
私は寝ている間にいつものように寝ていたらしく保志くんはいわゆる抱き枕。
ぴったり引っ付いて眠っていたらしぃ。
「ご…ごめんなさぃ…」
「いいって♪むしろラッキー?笑」
私が離れると
保志くんは軽く伸びをし
私の方に寝返りをうち
また私の頭を撫でる。
「ねぇ保志くん?」
「ん?」
「保志くんはなんでいつも美歌の頭撫でるの?」
「ん-なんとなく♪笑」
「なんだそりゃ笑゙」
2人でクスッと笑い合う。
やっぱりなんか落ち着く。寝てるときもなんかすごく安心した。
保志くんと一緒だったからなのかな…。
「美歌。」
「なぁに?」
きょとんとした顔をしている私。
保志くんが私のおでこに自分のおでこをくっ付ける。
顔近いょ-………
恥ずかしすぎるょ-!!!
「美歌大好きだ。」
私は顔の近さと
そんなことをサラッと言われ恥ずかしさに耐えられず布団に潜りこむ。
すると布団から無理やり引きずり出され呆気なく保志くんに捕まる私。
「もっかい寝よ。みんなまだ寝てるし。」
「ぅん。」
そして私は保志くんに抱きしめられたまま安心感と心地いい温もりのなかまた深い眠りについた。