すぐに言葉がでなかった…保志くんがこんなに
私のことを想ってくれてたなんて知らなかったから…
でも今私が拒否したら
今までみたいに仲良くできなくなるの…?
私どうしたらぃぃの…
わかんないよ………

でも私…保志くんのことそんな風に1人の男の子として見たことなかったな…


「ぁの………美歌は…」


保志くんの心臓の音がはっきり聞こえる…。
すごくドキドキしてる。
保志くんは今どんな顔してるのかな…
恥ずかしくて見れないけどこの音を聞いたらわかるよ…
保志くんもすごく恥ずかしいんだよね……。

でもなんか不思議な感じ。少しも嫌って思わない…
温かくて優しくて保志くんのドキドキした心臓の音もどこか心地ぃぃ。
すごく安心する。


私は保志くんを失いたくないと思った。こんなに私を想ってくれて…いじわるもするけどすごく優しい人だって知ってるから…。


保志くんが私強く抱きしめる。

「美歌…?美歌がまだ俺のこと好きじゃなくてもぃぃ。少しずつ好きになってくれたらそれでぃぃ。だから俺と付き合って…」


「保志くんは……それでいいの…?」


「今はそれでもぃぃ。」


「美歌バカだし泣き虫だしすぐ怒るよ…?」


「知ってるから♪笑゙」


「美歌保志くんすごく大好きだけどそぅぃぅ好きかわかんない……」


「知ってる笑゙
それでもぃぃ。
美歌がそばに居てくれたら…」


私をこんなに想ってくれる人。
私が保志くんへの気持ちがわからないのも理解してくれて…それでもそばに居てほしいと言ってくれた…。

保志くんの不安そうに少し震える手。


それに気ずいた私は本当に申し訳ないと思った。
どんな好きでも、私の大好きな人にこんなに不安な思いをさせてしまったことに……。

そしてこんなに私のことを想ってくれる保志くんと一緒にいたいと思った…。