私は何が起こっているのか全くわからず、今だになぜ保志くんがこんなことをしているのかわからない。


「ほ…保志くん?!」


私は何故
こうなっているのかは
わからなくとも
今保志くん腕の中にいることだけは理解できる。

今まで兄弟のように
仲良くしていた保志くんの思わぬ行動が恥ずかしくて仕方ない。

きっとその時の私は
りんごのように真っ赤な顔をしていただろう……。


「保志くん離して?急にどうしちゃったの??」


「急になんかぢゃなぃ…ずっと…こうしたかった。」

「保志……く…ん?」


「美歌…俺は………
ずっと好きだったよ。お前のこと…
最初は妹みたいに思ってた。
ドジで泣き虫で強がりで…毎日一緒いて、それが当たり前になってて
好きだなんて思ってなかった…
ただの仲のいいツレだって思ってた。
だけどだんだんお前のこと気になって、
自然に目でお前のこといつも探してて…
ずっと隠してたのはお前に言ったら、
今までみたいにふざけあったりできなくなるって思って…
でももぅそれでもぃぃ。
俺美歌が好きだ。」


「保志くん…。」