そこに、ドアをノックする音が聞こえた。 『何?』 修治がドアをあけると、 『穂乃嘉姉ちゃんに、おやつ持ってきた!』 慎くんが言った。 『はいはい。置いたら、とっとと行って!』 慎くんに、修治が冷たくすると、 『嫌だ!!だって、皆で食べといでって母ちゃんが言ってたもん♪俺、穂乃嘉姉ちゃんの隣座るから、兄ちゃんはあっちね。』 そう言って慎くんは、あたしの隣に座った。 『迷惑かけんなよ。』