夏津紀が言うと、 『だな(笑)』 マーくんも笑った。 トントン♪ 『そろそろお時間です☆』 ドアを開けると、スーツの女の人が言った。 『わかりましたぁ!』 あたしはこたえて、それから母の方を見た。 『お母さん。今まで育ててくれて、ありがとう♪』 あたしが言うと、母は頷いて、 『ずっとこれから幸せにね☆』 と言った。 『じゃあ、行こっか!』 あたしは、皆に言って部屋を出た。