『あたし…高校ん時、さっきの先生…マーくんの事が好きだった。』


あたしが夏津紀を見ると、



『高校ん時か…(笑)誰も責めらんねぇーんじゃねぇーの?で、そのマーくんとやらが何で今さらになって穂乃嘉んとこに?』


夏津紀は、屋上にあったベンチに腰かけてきいた。



『卒業する前にマーくんと約束した事があって、鈍感だからあんまわからないけど多分、あたしらは両思いに近かったんだと思う。結婚するならマーくんしかいないんじゃないかって考えた事もあった。