ワガママだけど、あたしは桐也も夏津紀も絶対にいなくなってほしくない…。それは桐也にとっても同じなんだと思う。桐也も夏津紀にいなくなってほしくないって思ってるはずだから。』


あたしは言って、夏津紀の頭を背伸びしながらクシャクシャにした。



『意外と…愛されてんだな(笑)俺!』


夏津紀はそう言って笑うと、あたしをお姫様抱っこして病室へ向かった。




『ちょっ…ちょっと!重いんだから、
離してよ〃〃』


あたしが暴れると、